Diary Area-YhSK

CATEGORY - MEMO

1880s Photo.

たまたまポータルサイトのトピックスで見かけた一枚の写真。

色彩に不気味さを感じつつサムネイルをクリックして少しばかり衝撃を受けた。
この写真はどうやら1880年代に撮られた「彩色写真」と呼ばれるもので、
セピアに焼き付けられ写真に手彩色を施した技法らしい。
もちろん当時、カラーはおろか写真機もめずらしい時代であっただろう。
欧州では普及していなかった技法らしいけど
「浮世絵」に慣れた日本の職人の腕は高かったみたい。

幕末の偉人も写真が残っているので珍しくないはずだけど、
庶民の様子がおさめられているとなるとさらに興味が湧く。

ボクが見たのはこの写真

今で言うと「Photoshopでちょっとレタッチした」って感じかな?
おそらく身長は現代の男性よりもはるかに低いと見受けられる。
そして鎧を纏っているものの侍ではないと思う。

ちなみにこの2枚は本物の侍らしい。

子供の頃、早い時間(といっても21時くらい)に寝かされていた頃は
「0時以降は朝まで世界は存在しない」と思ったり、
自分が生活している見える範囲だけに世界があると思っていた。
当然「そんな訳ない」と少し大きくなると気付くけど、
この時代の印象もそれに近い感覚だったものの、写真のおかげでぐんと印象が変わった。

だいたい150年くらい前で、大河ドラマ「龍馬伝」の時代辺りのものと考えるとまだ比較的近い。でも、江戸晩期ぐらいの人物が写っている写真というのはとても不思議な感じがする。

もっとすごいと思ったのは1986年(昭和61年)に死去された泉重千代さんは
1865年(慶応元年)の江戸時代生まれ。
子供の頃に何度かTVで見たことある方だけど考えてもみれば、
江戸城には徳川の将軍がいて大奥もあって、勢いのある新撰組も龍馬も健在、
まだ切腹もするそんな時代に生まれて、人類が宇宙に行く時代で120年の生涯に幕を下ろす。
あともう少しで自分が生きている平成だった。

自分がその一生だったら、その都度起こる出来事をどう思うのだろう。
確実に生まれた時代の生き方の価値感は変わってしまい、
当時とは比較にならないくらい便利になった未来までの時系列を見るのだから
とてもすごい体験だと思う。

そんなことまで考えるキッカケとなった写真でした。

YhSK : March 3, 2010 1:32 AM / comments(0) / trackback(0)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.area-yhsk.com/basic_mt/mt-tb.cgi/62

コメントする

Page Back
Page Next